雑感・頭の中

ノーペイン・ノーゲイン

 No pain, No gain.直訳すると「痛みなくして得るものなし」となる。

 苦労や困難を乗り越えなければ何も成長できない、という意味で使われることが多い。より単純に言えば「努力を怠るな」なんてところだろうか。

 投資の世界でもしばしば使われる言葉だ。その場合の意味は、おおむね「損や失敗もなく儲けることはできない」といったところだ。

 含み損を抱えたり損切りをしたとき、この言葉が心の支えになる人もいるのだそう。

 だが、たまに勘違いをする人がいる。何が重要なのかを見誤っている人がいる。

 重要なのは「損や失敗を経験すること」ではなく、「失敗から学ぶこと」だ。ミスをしたと思ったとき、しっかりと自分に向き合い、反省し、今後に活かす。それが重要なのだ。

 ポートフォリオを見直そう、現金比率を高めよう、もっと株を買おう、個別株からETF運用に変えよう。自分なりに反省し、変化させることが大事なのだ。ただ単にそのまま続けて「今度こそ上手く行く!」なんて考えるのはただの能天気だ。

 とどのつまり「PDCAサイクル」だ。やりっぱなしではなく、見直して、反省して、変えていく。そしてまた再開する。これを続け、自分にとって心地良い塩梅を見つけるのだ。

 儲けの絶頂でこれに気付くことが理想なのだが、それはなかなか難しい。ならせめて損したときくらいは誠実に振り返るべきだ。

 ノーペイン・ノーゲイン。常に努力、そして成長していこう。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今回の記事、参考になりましたか?
よろしければ、下の応援ボタンをポチポチしてくださいませ。本当に励みになります…

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA