日刊さとり

【8月11日】PPIは市場予想を下回るも、株価は小幅に下落。上げすぎた株価を調整した?

 この記事では、8月11日の米国市場についてサラリと紹介します。主要指数などの変動と、私が保有する銘柄の状況について簡単に書き記します。

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  • PPIが予想を下回り、インフレの懸念は低下。
  • インフレ鈍化するも、株価は下落。
  • 市場は一旦の冷静さを取り戻した?

S&P500 ヒートマップ

 昨日はCPIの発表がされた後に全体が上昇しましたが、本日のPPIではそうなりませんでした。加熱しすぎたのでしょうか。若干の調整かと思われます。

主要指数等の値動き

米国主要指数

 ・ NYダウ: 33336.67?+0.08%
 ・ Nasdaq:12779.91?-0.58%
 ・ Nas100:13291.99?-0.65%
 ・ S&P500: 4207.27?-0.07%
 ※ ドル円:132.944

小幅な値動きです。大きな変動はありませんでした。

各セクターの変動

 ・ VDE :?+3.51%(エネルギー)
 ・ VFH:?+1.08%(金融)
 ・ V I S:?+0.43%(資本財)
 ・ VAW:?+0.36%(素材)
 ・ VOX:?+0.32%(通信)
 ・ VPU:?-0.01%(公益)
 ・ VDC:?-0.19%(生活必需品)
 ・ VNQ:?-0.24%(不動産)
 ・ VCR:?-0.36%(一般消費財)
 ・ VGT:?-0.58%(情報技術)
 ・ VHT:?-0.69%(ヘルスケア)

昨日に上げたハイテク系ですが、本日は下げています。

日足、年間チャート

【VOO】と各セクターETFのチャートを並べています。セクターローテーションの予想など、値動きの全体像を捉えるのにご利用ください。

毎日見ていると、何かが見えてくるのではと信じています。

セクターローテーションとは

その時々で、どのセクターが強いのかを大まかに示したものです。

当然、景気や金利以外の要因でも株価は動くため、必ずしもこの通りになるわけではありませんし、今がどの位置にいて、どれくらいの期間で移り変わるのかもわかりませんが、ひとつの目安、考え方として活用されています。

おまけ:わたしの資産は…

本日の売買

  • 売買なし

私が保有する米国資産は…

 ・ VIG :$155.71?-0.03%
 ・ VGT :$380.77?-0.58%
 ・ QQQ :$324.08?-0.57%
 ・ GOOG:$119.82?-0.69%
 ・ VGLT :$70.03?-2.06%

買ったばかりの【VGLT】が下がってしまいましたが、保険のような役割で保有しているものなので、特段気にしません。

各銘柄の日足、年間チャート

  • 青:20日平均線
  • 赤:50日平均線

じわ上げに期待か?

 7月のPPI(生産者物価指数)は前月と比べて0.5%の低下になりました。市場予想は0.2%の上昇とされていたので、これに反することになりました。

 昨日のCPIに続きインフレの鈍化を感じさせる結果であり、寄り後の株価は好調な反応を見せたのですが、その後じわじわと下げ、最終的にはマイナス寄りの横ばいとなりました。

 相場は時折ヒートアップすることがあり、個人投資家の心理もそれに引き込まれることがあります。はやる気持ちを抑え、冷静にリスク管理を続けないとなりませんね。

傾向としては、懸念されたインフレは鈍化し、現状織り込んでいる金利上昇ペースのまま行くか、これも鈍化するかといった状況です。

状況は投資家側にあります。のんびり、どっしりと構えていきましょう。

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