こんにちは、さとりです。
今回は売却ラインについて。大したことありません、すぐ終わります。
結論。「指標の変動率と比べてどうなのか」で判断する。
以上、解散。
以下はおまけです。
売却ルールはいろいろあると思う。減配したら売却、ガイダンスが悪ければ売却、PERがいくら以上になれば売却etc…
どれが正しいとかはないけど、ひとつ「これってなんか違う気がする」ってのがあるので、今回はそれについて。
よくある「買値から〇〇%下落したら損切り、〇〇%上昇したら利確」ってやつ。凄いシンプルだし、一見わからんでもないけど、たぶん何か勘違いをしているような気がするの。
このルールって、個別株やテーマ型ETFで売却益を狙うときに使われるやつだけどさ、売却判断の基準が「買値からの差」ってちょっと違うと思うの。
だってさ、だってさ、システマティックリスクβを除外できてないよね。個別リスクαで戦おうとしてるんだから、「買値からの差」からβ分を引いてあげないと、αがもたらした損益が見えてこないよね。
仮に「-10%で損切り、+20%で利確」がルールだとしよっか。例えばテスラを買ったとして、1ヶ月後に20%上がったから売却。ルール的には正しい処理だよね。でもさ、同時期にS&P500も15%上がってたなら、これってテスラの成長というよりほとんどは全体の成長だよね。
この場合、テスラの成長、つまりα的な成長は5%なんじゃないかな?買値からの変動20%から、全体の変動15%を引くの。もちろん全体の上昇の中にもテスラは含まれているから、厳密にはちょっと違うんだろうけど、だいたいこんな感じだと思うの。
個別リスクαを負ってるんだから、αの成績をみないとダメだと思う。米株ならS&P500とか、日本株ならTOPIXとか、これをβとして「買値からの差」から引いてあげないとダメだと思うの。
- 個別株を買う。
- 個別株の買値を記録する。
- それを買った時点における指標の数値を記録する。
- 任意のタイミングで、個別株の損益を算出する。
- 同じタイミングで、購入時からの指標の変動分を算出する。
- 個別損益(%)から指標変動分(%)を引く。
- その結果が「-10%なら損切り、+20%なら利確」
これでしょ!
具体的に数字を入れてみると…
- テスラを買う
- テスラの買値は100ドル
- そのときのS&P500は3,000
- 1ヶ月後、テスラの価格は120ドル。つまり損益は+20%
- この時点でのS&P500は3,450。つまり変動は+15%
- テスラ損益「+20%」からSP500変動「+15%」を引く
- 結果は「+5%」なので「-10%なら損切り、+20%なら利確」というルールに該当しない。よって保有は継続
って感じ。この例ではプラス側の変化だったけど、マイナスの場合でも当然活用できる。テスラが「-10%」でSP500が「-15%」なら、相対的にテスラは「+5%」。つまりテスラは優秀であり、まだ売る必要はない。みたいな。
足を引っ張ってることも見抜ける。テスラが「+15%」でSP500が「+25%」なら、相対的にテスラは「-10%」。テスラが足を引っ張っているから(損益的にはプラスだけど)損切りする。みたいな。
愚かな勘違いも防げると思う。自分は銘柄選定の能力がある!と思ってたら、実は全体が上がってただけでした、みたいなやつ。
売却ラインの考え方としてどうだろう。面白そうじゃない?むしろ当然だったりする?遅れてて悪かったね💢
いやね、これに気づいたときにはね、なにか核心にたどり着いたような感覚がありましたよ。コレはですね、アレですよ。領域展開できますよ。
「領域展開🙏 『爆損退場』 」
(視聴率ゼロ。興行収入ゼロ。打切確定)
…まぁ大げさに言いましたが、先週なんとなく思いついたってだけです。なのでコレの実践はしてません。ただ、実践できるようにスプレッドシートを改良しました。(ただの四則演算だけど)
右端のセルで差がわかります。爆損中で悪かったね💢
買値からの変動ではなく、指標の変動と比べたときの差で判断する。売却のタイミングに困ってるのなら、試してみてはいかがでしょう?
以上、おまけ終了。参考になれば嬉しいです。
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