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さて、皆さんは「テールイベント」というものをご存知でしょうか。統計学の用語ではありますが、その考え方は投資や人生において役立つものです。
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「10/500」による利益
かの有名な「ウォーレン・バフェット」氏。株式投資において長期的に高いリターンを出し続けていることから、「投資の神様」などと呼ばれたりしています。
個別株投資により成果を出しているため、徹底的な企業分析により成長する企業を炙り出し、集中投資によって莫大なリターンを得ているのかなと思われることもしばしば。
しかし、氏は自身が運営する投資会社「バークシャー・ハサウェイ」の株式総会において、以下のようなことを述べています。
「生涯において400から500の銘柄に投資をしてきたが、そのうちのたった10銘柄でほぼ全ての利益を得てきた。」
「投資の神様」と崇められる人でも、全ての投資では利益を出せていないのです。むしろ、ほとんどの投資で失敗している(そこまで利益を出せていない)のです。
もちろん、テキトーに投資しているわけではありません。徹底的な企業分析により、投資対象を厳選したうえでの結果です。
ごく一部の爆益
「投資の神様」は、数百に及ぶ投資のうち、わずか10銘柄で大きな利益を得てきました。このように、全体の中における極わずかの要素が物事に大きな影響を与えることを、統計学の用語で「テールイベント」と言います。
「投資の神様」は厳選しながらも多くの銘柄に投資をしていたため、このテールイベントを引き当てることができたのです。
特定の銘柄に狙いを定めるわけでなく、多くの銘柄に投資をし、そのうちの極一部の銘柄が順調に成長を続けてくれたため、長期的に高いリターンを出し続けることができたのです。
このあたりのお話は、書籍「サイコロジー・オブ・マネー」にてわかりやすく紹介されています。
【S&P495】のおはなし
これと同じような話で、【S&P495】というものがあります。
【S&P500】から【GAFAM】の5銘柄を抜いたものであり、抜いたその5銘柄がいかに素晴らしいものかがよく分かるものです。
【GAFAM】の5種、言うならば【S&P5】ですが、これらが【S&P500】のほぼすべてのリターンを作り出しているというものです。
これこそが「テールイベント」です。その破壊力がよくわかりますね。
やはりETF投資が適切なのか
これを考えると、資金力のない個人投資家は個別株投資をせず、投資信託(ETF)への投資を続けることが適切なのかなと思えてきますね。
かと言って500銘柄も投資できないし…
「投資の神様」は家族に対し「自身の死後はすべての資産をS&P500と短期国債に分けて投資するように」と言い伝えています。
【S&P500】は厳選された500銘柄で構成された指数です。優秀な「テールイベント」を掴み取るのにうってつけの投資先と言えるでしょう。
…まぁ、私が好きなのは【VIG】ですけど(いつものVIG推し)
さて、今回は「テールイベント」についてでしたが、長期投資において最も重要なことはこれではありません。何よりも大切なのは、何があっても相場にしがみつき、配当金再投資による複利効果を長期的に享受し続けることです。
「投資の神様」が持つ莫大な資産の大半は、複利効果が爆発した頃、年齢にして60代半ばに生み出されたものなのです。
また、「テールイベント」ですが、これは投資に限らず人生における様々なチャレンジにも当てはまります。いろんなことに挑戦し、何かドハマリするものを見つけてみたいものですね。
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