危険を冒さなければ大きな成功は得られないことのたとえである。大きな成功や名声を得たいのなら、リスクを背負ったり、果敢に飛び込んでみたりしないことには始まらないという意味だ。
投資の世界では「高いリスクを負うからこそ、高いリターンを得られる」なんて意味合いで使われる。
「ローリスク・ハイリターン」は存在しない。あるのは「ローリスク・ローリターン」か「ハイリスク・ハイリターン」のどちらかだ。なるほど確かにそうだ。これは本当にその通りだと思う。
例えば高配当株は一見ハイリターンのように思えるが、裏を返せばそれに見合うリスクの表れでもある。見かけ上のリターンばかりに目を奪われず、そこに潜むリスクにもしっかり目を向けていかなければならない。
だが、どうしてかこれを勘違いする人がいる。どういうわけか「大きなリスクを取れば取るほど、その分リターンも高くなる」と考えてしまう人がいるようだ。
そういう人がわけのわからんレバレッジ商品をわけのわからん運用法で取り扱う。そんな「ウルトラスーパーハイリスク・ハイリターン」なことをやってしまえば、損が膨らむばかりだ。とてもじゃないが、リスクとリターンが見合っていない。
極め付けは「ノーペイン・ノーゲイン」だ。彼らによると、なにやらレバレッジによる損失は将来のリターンの原石らしい。

ノーペイン・ノーゲイン No pain, No gain.直訳すると「痛みなくして得るものなし」となる。
苦労や困難を乗り越えなければ何も成長できない、と...
虎穴に入らずんば虎子を得ず。虎穴に入ったとて、得たのがネズミじゃ意味がない。
背負うリスクと期待するリターン。これが見合っているのかをよく考えて投資をしていきたい。
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