雑感・頭の中

その人は、あなたの幸せを願っていますか?

 「他人の不幸は蜜の味」という言葉がある。

 あなたに対して、何かしらのアドバイスをする人がいる。それは直接的なものもあるだろうし、大勢に向けたものでもあるだろう。また、家族からであったり、職場の同僚、インターネット上の誰かからなんてこともある。

 さて、人が他人に助言をするとき、その人は何を望んでいる?真の意味であなたに近い人ならば、あなたの幸せを望んでいるだろう。だが、そうでない他人は違う。

 血縁関係でもない赤の他人にとって、あなたのことなんてどうでもいいのだ。助言したことによる金銭的見返りを望む人がほとんどだ。それか、他の”何かしら”の見返りか。

 もしくは、あなたの不幸を望んでいる。正直なところ、金銭よりこちらの方が多いのではと思っている。というか、インターネット上にある助言のほとんどはこれだろう。

 インターネットにあまり触れていない人にとって、インターネット上の情報とは「神の教え」に等しいものだ。井の中の蛙が大海を知ったのだ。それが水溜まりだと気づかずに。

 だから信じやすい。だからそれが利用されやすい。有象無象の「勉強法」や「面接のコツ」がその証明だ。逆に悪化する健康法や美容法なんてものもある。カスにも役立たない情報。挙げ句の果て、『人によって差はある』なんて書いて逃げている。

 パイの奪い合いにおける戦略の一つとして、相手チームを妨害するというものがある。自分を高めようとしない愚かな行為ではあるが、一定の効果はある。まさにこれだ。

 先に挙げた情報とは、まさに妨害工作。受験生の点を下げ、自分や自分の近親者を受からせる。面接も同じ。周りを不健康にしたり醜くするのも同じ意味だ。

 「藁にもすがる思い」というのは理解できる。追い込まれたとき、人間は正常な判断をできなくなるものだ。これはしょうがない。だが、それを狙ったやり口が世には溢れているという事実は知っておかなければならない。

 他人が挑戦に失敗しているのを見て楽しむ人もいる。他人を陰謀論にはめ込み、その人が友人を無くしているのを見てほくそ笑む人もいる。他人に投資情報を提供し、その人が損するのを待つ人もいる。

 「他人の不幸は蜜の味」。世の中に、真の善人などいるのだろうか?それこそ漫画の世界にしかいないのだろうか?

 人間誰もが私利私欲。周りを優先できる人なんてそう居ない。最も利益を得ているのは、勉強法や面接のコツを教えた人、陰謀論を振り撒いている人だということを理解しなければならない。

 では何もかも自分で考えなければならないのか?それもひとつのやり方だ。しかし、それでは限界も近い。なので、頼る人を「自らに近い人」から徐々に広げていくことが効果的だ。

 まずは一心同体である配偶者。次に親、兄弟、子の中で最も信頼できる人から順に。そして古くからの友人や恩師。これら以外はもはや賭けであり、特に『インターネット上の知的ぶってる人』は最低最悪だ。

 『他人の不幸は蜜の味』。あなたにもあるはずだ、この気持ちが。当然わたしにもある。もちろん誰に対してもそう思うわけではないが、心の底から「不幸になれ」と恨みつらみを募らせる相手はいる。もし仮にその相手から何かしらの助言を求められたなら、わたしは不幸になるように仕向ける。

 他人の頼り方。情報の選別。これには本当に注意しなければならない。一歩間違えれば、人生が変わってしまうから。インターネットに相談するのはやめなさい。それはあなたを壊してしまうから。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
今回の記事、参考になりましたか?
よろしければ、下の応援ボタンをポチポチしてくださいませ。本当に励みになります…

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ ストレスマネジメントへメンタルヘルス(全般)ランキング

 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA