この記事では、私自身が長期投資を継続する上で実施している、投資状況に対する自問自答についてご紹介します。
これが正しいという正解はございませんが、現在の運用が自身にとって心地良いものなのか、当初掲げた運用方針に沿っているのかを、今一度確認してみることをお勧めします。
私自身、定期的に自問自答し、PFの見直しをかけています。
自問自答集
ここに簡易的な自分への質問集を記載します。
これらは全て、過去の私が
- やったこと
- やって上手くいかなかったこと
- やろうとして踏みとどまったこと
であり、反省の意味を込めて自分への問いかけとしています。
よろしければ、皆さんも自問自答してみては?
※(この一言を書いておけばOKだと言うつもりはありませんが)この記事は特定の投資手法を推奨したり否定したりするものではありません。
運用方針関係
その投資、目的に合ってますか?
資産拡大を狙っているのに、配当金重視のPFになってませんか?
気づけば優待重視になっていませんか?
今の投資を、後付で正当化しようとしてませんか?
当初目的を覚えていますか?
人間には、衝動的な選択を後付で正当化しようとする心理現象があります。
その投資、ただの所有欲では?
- 流行ってるから持ってみたい。
- 有名企業の株を持ってみたい。
ただそれだけなのでは?
ポートフォリオ関係
「株式100%運用」に憧れているだけでは?
よほど一方向な上昇相場でない限り、リターン最重視だとしても、債券をいくらか混ぜ適度にリバランスした方がリターンは高くなります。
「資産○○円」までは株式100%でいいと思ってませんか?
100万円だろうと1,000万円だろうと、資産額に関わらず分散は効果的です。
「フルインベストメント」に憧れているだけでは?
自分のリスク許容度を超えた投資には、不幸な未来しかありません。
※フルインベストメントの解釈に生活防衛資金を残すか残さないかがあるようですが、自分の身を保護してくれる存在が居ない限り、その資金を残さなくて良いわけありません。
リスクのとり方
まだ若いからと、無理してリスクを負ってませんか?
年齢に関わらず、自分に合った無理のないリスクの取り方を!
不必要に過度なリスクはストレスになるだけです。
サラリーマンだからリスクを負えると思ってませんか?
職種が何であろうと、自分に合ったリスクの取り方を!
せっかく稼いだお金。なくなってもいいお金なわけありませんよね。
リスクを取ることを、優れたことやかっこいいことだと思ってませんか?
投資とは、他人に見せびらかすものでも、他人と比較するものでもありません。
明らかに過度なリスクを負っていませんか?
(特別な事情があり、覚悟を決めて勝負に出る必要があるわけでもない限り)過度なリスクを追う必要はありません。身を滅ぼします。
「レバレッジETF」による長期投資をしようとしてませんか?
投資書籍に「レバレッジETFは短期用で長期保有には向かない、賢明な人は断じて避けるべき」と書かれています。
右肩上がりが続けば莫大な利益になるのは間違いないですが、値動きの激しさに翻弄されない強靭なメンタルが必要になります。
情報収集関係
○○さんの言う通りにしようとしてませんか?
その人、誰?
内容の正確性にばかり意識場向きがちですが、怪しさや違和感の有無を感じ取れるようになってください。
その上で、参考程度に扱うのが良いでしょう。
投資に限らず、インターネット利用における重要な感覚ですね。
書籍のデータを鵜呑みにしてませんか?
書籍の情報は古いものが多く、必ずしも現環境にマッチしているとは限りません。
書籍の情報を投資に活かそうとするならば、現環境でどうなのかをよく考えてから決断しましょう。
生存者バイアスにとらわれてませんか?
極一部の生き残りである爆益獲得者の発信や、光り輝くバックテストに踊らされてませんか?
どうしても良い情報にばかり目が行ってしまいますよね。
おわりに
私の主張は「深く考えた上でたどり着いた、自分に合った投資ならOK」です。
自分で考え、自分の判断により、自己責任のもと投資をする。
- 誰かの真似をする
- 誰かの言う通りにする
こういった判断は、自分で考えたとは言えません。
自問自答の結果「今の投資が一番良い!」のであれば、それは最高のPFだということです。
投資していてストレスを感じない、心地良さが最大のPFを見つけ出すべきです。
投資期間を長期とするなら、できる限り心をすり減らさない運用とするべきです。
ゴールまで耐える必要などありません。耐えずにゴールするべきなのです。
野菜を育てるように、長い目で丁寧に付き合っていきましょう。
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