こんにちは、さとりです。今回はカバード・コールETFの年初来リターンを調べてみます。
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分配金マニアから絶大な支持を得るカバード・コールETFですが、元指数ETFと比べて良いだの悪いだのと、しばしば議論がされています。
仕組み的に値上がりが期待できないカバード・コールETFですが、その特徴は超高利回りの分配金。これを加味した場合、年初来リターンはどれほどのものとなるでしょうか?
オススメ情報
まずは単純な基準価格
元指数ETF
- QQQ:-33.46%
- VOO:-25.26%
- VTWO:-26.65%
誰もが知っての通り、爆損ですね…
カバード・コールETF
- QYLD:-29.74%
- XYLD:-24.91%
- RYLD:-24.84%
こちらも暴落中ですが、元指数よりはマシなようです。(ほんの若干ですが…)
カバードコールETFの特徴のひとつである「下落時における若干のクッション性」がうまく機能しているようですね。
分配金をお忘れでは?
先程は基準価格だけの比較でしたが、これらETFからは定期的に分配金が支払われています。
元指数ETFにあっては3ヶ月に1度。カバード・コールETFにあっては毎月支払われています。
ちょうど9月期の分配金が支払われたところです。ここで今年に支払われた分配金の合計をまとめてみましょう。
- QQQ:1.4797ドル
- VOO:4.275ドル
- VTWO:0.6258ドル
- QYLD:1.6993ドル
- XYLD:4.1008ドル
- RYLD:1.9573ドル
そして忘れてならないのは、税金の問題です。これら分配金に「0.717165」をかけてみます。
- QQQ:1.0612ドル
- VOO:3.0659ドル
- VTWO:0.4488ドル
- QYLD:1.2187ドル
- XYLD:2.9410ドル
- RYLD:1.4037ドル
これを現在価格に反映し、年初来リターンを見てみましょう!
分配金を加味した年初来リターン
元指数ETF
- QQQ:-33.20%
- VOO:-24.56%
- VTWO:-26.16%
カバード・コールETF
- QYLD:-24.28%
- XYLD:-19.11%
- RYLD:-19.11%
ジグザグしている下落相場ということもあり、カバード・コール戦略が上手く働いているようです。
おまけ:VIGは?
私が愛するETF、【VIG】の分配金を加味した年初来リターンは…
- VIG:-20.17%
下落相場では分配金が光る
分配金は株価が上がろうと下がろうと関係なく支払われます。
下落相場における重要な立ち回りは、支払われた分配金を再投資し、上昇に転じた際の起爆剤とすることです。
再投資による複利効果こそ長期投資における最重要事項なのです。
今回の比較結果は、この「再投資」を加味していません。これを組み込めば、結果はまた変わっていたでしょう。
分配金を目当てにした投資にとって、下落相場は大いなるチャンスです。
下げ続ける相場に臆することなく、積極的に再投資を続けることで、将来の爆益を手にすることができるのです。
辛い相場環境ですが、今は種まきの時。いつか来る上昇相場に備え、強気で立ち向かっていきましょう!
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