こんにちは、さとりです。今回はひとくち記事。悲観的な発信には注意しようというお話。
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注目を集めやすい
著書「サイコロジー・オブ・マネー」によると、悲観論は広まりやすいとされています。
人間心理上、悲観論は楽観論に比べて人の注意を引きやすく、その発信者をさも知識人で全てを見通しているかのように思わせるのです。
「暴落が来る!」みたいなサムネが多かったり、「近いうちに大幅な下落が来る」系のものがリツイートされてきやすいのはこのため。注目を集めやすいのです。
楽観論と比べると?
「年内に株価は10%上昇すると思う」より「年内に大きく株価は下げると思う」の方が、「ありえそうな話」に聞こえます。「年内に株価は10%下落すると思う」だとしても、こちらの方がありえそうです。
同じ金額でも得する話より損する話の方が強く印象に残るのは、人間心理上ごく普通のことです。
悲観的な話に対する強い反応は、身の危険を感じた際の防衛本能として当然のことなのです。
下手な悲観は信用をなくす
ほとんどの悲観論が「逃げ道のある予想」であり、真に「まとも」な人の目には、悲観論者は卑怯者として映っています。
仮に年内に暴落が来ると予想します。大衆を煽り立て、保有株の売却や買付時期の先送り、もしくはベア型や「売り」に賭けるよう働きかけます。
そんな中で実際に暴落が来たならば、その悲観論者は見事「予言者」として注目を集めます。
では、暴落が来なかった場合どうなるでしょう?答えは「なにもない」です。予想を外したとしても、年が明けた頃にはもう誰も覚えていません。仮に指摘されたとしても、「株価が上がったんだから良かったじゃん」と開き直れます。
悲観的な発信はほどほどに
なにかしらの考えがあっての発信であればいいと思いますが、やたらな悲観論はマイナスイメージを生むだけです。ただの「暴落が来るぞおじさん」になってはいけません。
おバカで脳天気な楽観論だけが正しいわけではありませんが、プロスペクト理論から考えると、他人に与える悪影響の度合いは少ないため、楽観論のほうがまだ平和的だと思います。
しかし、楽観論も行き過ぎたものはよくありません。過度な楽観はレバレッジによるリスクの取りすぎを招きます。
ま、とどのつまり何事もバランス。塩梅が重要ということですね。
無価値の悲観をばらまくことで注目を集めるのは、これ以上ない愚かな行為であり、浅はかでみっともないものです。
YoutubeやTwitterにはいろんな人がいます。みなさま、どうか変な人に影響されないよう気をつけてくださいね。今の時代、人を見極める力は何よりも大事な生き残りスキルですよ。
自分のルールを作り、それにだけ従った有意義な投資生活を続けていきましょう。
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