こんにちは、さとりです。
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皆さんは、債券ETFを保有していますか?
私の場合、去年から保有してたものは1月か2月にすべて売却しましたが、最近また買い戻しました。資産の1割程度を任せています。
皆さん御存知のとおり、利上げ懸念により債券ETFの価格は下落しております。その下落幅はかわいいものではなく、長期国債ETFにあっては、株と同等かそれ以上の勢いとなっています。
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最近の債券ETFは…
8月のジャクソンホール会合以降、利上げ懸念が再燃したことにより、債券ETFの価格は下落しています。
お得意の5年チャートですが、これを見ると今はかなり安い水準だとわかります。もはやコロナ前よりも安い状況です。
BND
VGLT
とはいえ、過去を見て「今は安い」と判断したところで、未来が見えるわけではありません。全ては金利、FRB次第なのです。
決定的な根拠はありませんが、なんとな〜く「そろそろ底値かなぁ」と思ったため、買い戻しを実施した次第でございます。
債券ETFの役割は
債券ETFに投資するにあたり重要となるのは、これが自分の投資方針においてどういった役割を担っているのかを把握することです。
- 値上がり狙い
- インカム狙い
- 暴落時の保険(逆相関狙い)
- 資産変動のマイルド化
値上がりを狙っていたのでしたら、今の状況は相当に辛いものかと思います。しかし、それ意外の目的なのならば、値下がりしようが気にせず、ある程度の比率を持ち続けることが正解なのだと思います。
利上げ懸念の影に隠れていますが、景気後退、リセッション懸念が潜んでいることを忘れてはなりません。また、予想外の暴落もありえます。(コロナショックなど)
債券と金利は密接な関係であるため、金利上昇局面では株と同時に下落してしまいますが、その他要因による株価の下落局面においては、債券は一定の効果を発揮することがほとんどでした。
- 青:TLT(長期国債ETF)
- 桃:SPY(S&P500)
過去の景気後退など、株の暴落局面にて債券ETFが爆上げしているのが見てわかります。
大規模なショックの際には株価の暴落を打ち消す形で債券ETFが上昇するので、総資産の変動をある程度抑えてくれます。心理的な面での負担も軽減してくれるので、狼狽売りなどの感情的な行動に走りにくくなるでしょう。
また「上昇した債券ETFを売却し、暴落した株を買う」という攻めのリバランスが上手く決まれば、株の反発時に圧倒的な利益を得ることができるでしょう。
コア資産は株式がオススメ
株の下落時、債券ETFの価格は短期的には大きく上げるものの、長期的には株の成長に劣後することもまた事実です。この点は過去数百年の歴史からも明らかです。
出典:株式投資 第4版
(ジェレミー・シーゲル 著)
変動こそ激しいものの、過去の歴史からは株の方が成長力があると見込めるため、あくまでもコア資産は株式にするべきでしょう。(もちろん、その人の投資スタイル次第ではコアともなり得ます)
1割〜2割の保有が効率的
株式100%のポートフォリオと債券を2割ほど加えたポートフォリオとでは、長期的なリターンがほとんど変わらないという検証結果があります。
出典:アセットアロケーションの最適化
(ロバート・カーバー 著)
債券ETFをほんの少し加えることにより、リターンを下げずにリスクを抑えることが期待できるのです。
もちろん、よりリスクを抑えたいのであれば、それ以上の割合を保有することが効果的です。しかし、100%にしてしまうとそれはそれでリスクとなるので、株式とのバランスが重要です。
貴重な仕込み時
どのくらいまで金利上昇が続くかはわかりません。しかし、今が買い集めどきであることは間違いありません。
金利上昇の織り込みにより、現在の米国10年債利回りは直近5年で最も高くなっています。これにより、債券ETFの価格が下落しているのです。
ゼロ金利の時期とは、債券ETFの価格が最も高くなる時期です。そういった時期であるコロナ後に債券ETFを買えていたのなら、今この格安タイミングで買えないなんてことは無いでしょう。
…とは言ったものの、異次元の金融緩和からくる爆発的インフレに対応するための利上げなので、その利上げも想像を超えるものになるのではないかというのもわかります。
一括投資は気が引けるという方は、投資タイミングを分散させてコツコツ買い増しするのもいいでしょう。
買い時とは、絶望の中にあるものです。
目を背けたくなる気持ちもわかりますが、恐れることなく果敢に挑み、将来の爆益を手に入れましょう!