こんにちは、さとりです。もう12月ですね。
みなさん、インカムは好きですか?
私の場合、今はまだ資産拡大を重視しているので、全て再投資に回しています。
インカムって、使い道に自由度があっていいですよね。
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さて、そんなインカムですが、意外と「利回り」しか見ていない人が多い印象です。短期的な目線ならばそれでいいのですが、長期目線ならばもっと重要視するべきものがあります。
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増配シミュレーション
増配とは、主に前年同期よりも配当金額が増えていることを言い、その比率については増配率と表現されます。
長期投資においては、まさしくこの増配が重要になります。配当利回りよりも優先すべき事項です。
それでは【高配当株】と【高増配株】を簡単に比較してみましょう。
- 高配当株:利回り4.0%、増配率5.0%で計算
- 高増配株:利回り2.5%、増配率8.0%で計算
これらに100万円投資した場合に1年間で得られる配当金額は、それぞれ
- 高配当株:40,000円
- 高増配株:25,000円
となります。当然、差は大きいです。それでは次の年はどうでしょう。
- 高配当株:42,000円
- 高増配株:27,000円
それぞれに設定した増配率分、配当金が増えました。では次の年は…
- 高配当株:44,100円
- 高増配株:29,160円
なんとなく気づいてきましたか?それでは思い切って20年後を見てみましょう。
- 高配当株:101,078円
- 高増配株:107,893円
年数をかけることにより、高増配株が高配当株の配当額を超えました。これ以降、差が広がる速度は加速します。
この比較は「投資後に株価変動がない」かつ「設定した利回りと増配率どおりに変化する」という現実にはありえないシミュレーションではありますが、「長期的には増配を重視した方がいい」ということはなんとなく伝わったかと思います。
このような「長期的には高増配株の方がインカムは大きくなる」ということは、書籍「配当成長株投資のすすめ」にて紹介されています。
出典:配当成長株投資のすすめ
デビッド・L・バーンセン著
増配が期待できるETFは
長期投資ならば、利回りではなく増配が重要です。ただ、「高配当でありながら高増配」という夢のようなETFも存在しています。
高配当ETFの中では控えめな利回りでありながら、その着実な増配傾向により、長期的目線での圧倒的なインカムを実現しています。
株価成長も順調なことから、本当にオススメできる投資対象といえるでしょう。
しかし、こういった【利回り】【増配率】【株価成長】というものは、ただの過去であり、ただの結果です。【VYM】についても、ここ最近は特に調子がいいというだけです。今までが優秀だったから今後もそうだろうと期待してしまいますが、今後はどうなるかわかりません。
ならばどうするかというと、信じるべきはコンセプトです。「増配を意識」というコンセプトを掲げ、そのとおりに貫き通すETFに投資するべきなのです。
はい、すみません。また【VIG】です。もう説明は必要ありませんね。私は【VIG】が大好きです。
見てください、この美しい増配の歴史を!
見てください、この見事な株価成長を!
長期投資における最大の武器
増配というものは、長期投資に欠かせない要素のひとつです。長期的に成長が見込める株式に投資し、増配される配当金をひたすら再投資し、複利効果を最大限獲得し続けることが、資産拡大の秘訣なのです。
世の中には利回りが10%を超えるものなど、魅力的な高配当ETFがいくつも存在しています。ついその利回りに目を奪われてしまいますが、長期投資を続けるのならば、増配を意識したETFの方が後になって幸せかもしれません。
高配当株投資は決して悪いものではありません。ただ、もしかしたらあなたの投資スタイルには増配株投資の方がお似合いなのかもしれません。
自分に合った投資法はどういったものか。今一度検討してみてはいかがでしょう?
増配の魅力に取り憑かれてみませんか?
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