「今のような暴落時に投資を始めた人は、安値で買えるからラッキー」
こういった主張をしばしば目にします。
はたして、本当にラッキーなのでしょうか。
私は「暴落の痛みは経験するべきこと」だと思っています。
暴落時の精神状態も知らず、適切な投資判断を続けることは難しいと思います。
コロナ後に投資を始め、上がり続ける株価に目がくらみ、必要以上に高いリスクを取りすぎてしまった人は数多くいるはずです。
株価は上下するものであり、ときにそれが激しくなることもあると身を持って経験しているからこそ、適切なリスクを取れるというわけです。
そういった点では、辛いでしょうが、暴落に直面するほうがラッキーだと思います。
めったに起きない、貴重な経験だと思います。
将来的に右肩上がりだと想定しているのなら、暴落は貴重なのです。
これを乗り越えたとき、以前の自分とは大きく変わっていると思いますよ。
暴落時を振り返り、ものすごくつらい思いをしてたなと思うのなら、リスクを取りすぎているということです。
- 現金比率を高める
- 広めのアセット分散を心がける
など、投資戦略に再検討の余地がありますね。
逆に、大きな心理的変動がなく、平常心で相場と向き合うことができていたのなら、それは自分にとって適切な投資ができているということなので、とても素晴らしいことです。
欲を出さず、そのまま継続するべきだと思いますよ。
ただ、投資を長く続けたいのなら、ダメージが少ないうちに失敗の経験を積むべきなのではと思います。
レバレッジなどの尖った投資は、資産規模が大きくなってからだと失敗できません。
色々と無茶をし、良いこと悪いことを経験しながら、ベストな投資法を探っていくことが大切だと考えます。
人間の成長と同じです。
致命的ではない失敗。取り返しのつく失敗は、素晴らしい経験です。
痛みを伴う経験こそ、深く刻み込まれます。
少し話がズレましたが、長期的、総合的な面で捉えると、暴落時に投資を始めるのは、どちらかというと「アンラッキー」だと思います。
順調な上げ相場ほど人を狂わせるものはありません。
痛みを感じるラインを見極め、適切な距離感で投資を続けていきましょう!
ちなみに自分は…
…こんな記事を書いておきながら、私はいつもソワソワしています。
これはこれは。まだまだ成長が必要ですねぇ(笑)
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