その他

職場にいる反ワクおじさん

 コロナの話題なんてほぼ消え去った2024年ですが、職場にいる反ワクおじさんのお話をします。

 当記事はワクチン接種の是非を問うものではありません。誰が何回摂取していようがどうでもいい。あくまでも、わたしの大切な同僚である「反ワクおじさん」の紹介です。なお、実在するひとりの人間であり、紹介内容に嘘や脚色はありません。

反ワクおじさんの特徴

  • 独身
  • 推定50代前半
  • 髪は薄い
  • 体は大きい(太い)
  • 身長は推定165cm程度
  • メガネ着用
  • 文章が書けない
    (句読点や言い回しが変)
  • 声が大きい
  • 常に若干怒ってる
  • 態度がふてぶてしい
  • 最近湯シャンに目覚めた

反ワクおじの異常性

  • 同僚の親族が肺炎で亡くなるとニヤつく
  • 同僚がワクチン接種に行こうとすると怒り狂い、説教を始め長時間拘束する。
  • 換気のために窓を開けられると怒り狂い、その窓を閉める。
  • 誰も彼にワクチン接種を勧めていないのに「同調圧力だ!」と怒り狂う。
  • 「副反応」と聞こえると「『副作用』だ!」と怒り狂い訂正させる。
  • 「ワクチンに遺伝子を書き換えられるんだぞ!」と怒り狂う。
    (あなたの遺伝子なんて残らないから困らないだろうに…(鬼畜ロボ))
  • 自身がコロナに罹った際、陽性反応が出たにも関わらず「これはインフルだ!」と怒り狂う。なお当時社内規定で定められていた、コロナ罹患時の自宅待機休暇はしっかり取る。
  • 仕事で何かを指摘されたり、意見が合わないことがあると、あとになって「あいつは発達(障害)だ!」と怒り狂う。
  • (首相だった当時)安倍総理がテレビに映ると「この、安倍が!」と怒り狂う。
  • 全国旅行支援を使って旅行した話が聞こえると怒り狂う。
  • 残業をしていないのに、残業代が支払われていないと怒り狂う。(謎)
  • マイナポータルを使っていることを誇らしげに語る。(謎)
  • 「俺、ブラインドタッチできるんだよね」と自慢する。



思うところ

 このおじさんはおかしい。

 ワクチン接種は個人の自由であるため、他人に強制することはない。また、接種していることが良いことであったり偉いことであるなんてこともない。少なくとも私の職場では、非接種者を嫌うことも、仲間外れにすることもない。仕事上も私生活上も、非接種者を悪く扱うことはない。

 だが彼は違う。彼は接種者をけなし、罵倒し、妨害する。嫌味を言い、明確に悪態をつく。繰り返しになるが、職場の接種者たちは非接種者である彼をけなすこともなく、罵倒することもなく、妨害することもない。嫌味を言うこともなく、悪態をつくこともない。

 彼は「ワクチン接種は個人の自由だ!」と言っているが、その割には(彼から見て)他人のワクチン接種を妨害している。これはおかしい。彼の中で彼の論理が破綻している。

 「窓を開けて換気しても意味がない」と信じるのは自由だが、意味があると信じている人を妨害するのはなぜだろう。「無駄なことしてやがる」とほくそ笑んでいればいいのに、なぜわざわざ閉めるのだろう。寒いわけでもないのに。

 彼は「同調圧力」を受けていると怒り狂っているが、その実はただの被害妄想だ。各々の自由意志に基づく選択の結果、彼は少数派であったというだけであり、誰も圧力などかけないし、選択は個人の自由だということは皆が理解し、尊重している。彼は「少数派になる=同調圧力を受けている」と思い込んでいるのだ。

 彼は精神面に何かしらの異常をきたしているのだと思う。おそらく妄想性の何か。妄想性障害のように思える。

 精神障害ならまだわかる。健常者には理解できない行動を取ることもあるだろうし、病人であるならばそれはとても可愛そうなことであって、周りの人も配慮する必要がある。だが、そうでないのなら、彼はいったい何なのだろう。彼がなぜそうなっているのか、なぜそうしているのかを考えてみた。

 彼はヒーローになりたいんだと思う。少年時代に夢見た、正義のヒーローに。

 ワクチン接種に限らず、彼は大抵の場合「大多数とは違う選択」をしている。そして見る限り自然にではなく意図的にそうしている。個性は大切だが、彼の場合は違う。「自分だけが正しかった」という状況を作りたいが故、あえて少数派につくことを徹底しているのだ。

 何者からも愛されず、なんの充実も、なんの成功体験もない人生を歩んできた彼に残されたチャンスは、「一発逆転」しかないのだ。自分だけが真実を見抜いていて、自分だけが無事で、皆から助けを求められる。そんな頼れるヒーローになるしかないのだ。彼は注目を浴びたいのだ。讃えられたいのだ。周りを見返してやりたいのだ。ゴミクソカスな人生のままでは終われないと、逆転の一撃を待ちわびているのだ。最大倍率のオッズに賭け続けているのだ。

 彼が彼であるためには、大多数と一緒になってはいけないのだ。他人と違うことをやることでしか自分を保てないのだ。

 なにが彼をこうさせたのかはわからない。生育過程か、それとも社会人になってからか、何かショッキングな出来事があったのだろう。彼の心を歪ませるなにか。失望や裏切り、満たされぬ承認欲求。何かを置き去りにしたまま、何かに取り憑かれたまま、彼は成長してしまったのだ。

 人は歳をとると丸くなるというが、彼にそのような気配はない。むしろ、年齢的優位性を武器に周囲を支配しようとしている。他人と心で繋がれないから、支配するしかないのだ。

 本当に不憫なおじさんだ。本当に、本当に…。

 反ワクおじさんは、逆張り人間の末路だ。

 愚かな逆張り50年、こうも醜く落ちぶれる。

 どこかで人生拗らせて、性格ひねくれ仲間なし。

 自分ひとりが正しくて、周りは全員無知無能。

 いつもどこでもYoutube、陰謀論が情報源。

 機械の声に支配され、ゆっくり霊夢が教祖様。

 貯まる貯金を抱きしめて、独身貴族は永遠に。

 残りの人生五里霧中、無縁仏は予約済み。

 無価値の命に意義はない、独りで勝手に擦り切れろ。

 反吐が出るほど気持ち悪い、表の世界に出てくるな。

 

 …今回はこんな感じ。それじゃ、またね!

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