こんにちは、さとりです。
「G検定」に合格しました。
合格率は高いようですね。難易度的には低い方なのでしょう。
この試験に良い印象は持てませんでした。
2時間で200問近く問題を解くのですが、最初の30問程度で飽きました。なんかアホくさくなっちゃって。試験中に飽きるなんて初めてだよ。その後はテキトーに直感でポチポチ。
飽きた原因は大きく3つ
まずはお値段。受験に13,000円ほどかかるのよね。民間検定にありがちな値段設定。ビジネス感丸出し。受ける前からわかっていたことだけどさ、なんでこんなに高いんだって思っちゃってね。
結果的にも、この程度の試験なら高くても8千円でしょう。就職や転職になんてさほど使えない、難易度も低い。あ、学生ならいいと思うよ。安くなるし、広範に知識を得られるから思考の基盤を作るのには役立つと思う。
次は試験範囲。例に漏れず、この検定にもたくさんの「参考書」があります。なかでも人気なのは「公式テキスト」ってやつ。
その名の通り、「一般社団法人ディープラーニング協会」から出版されている『公式』のテキスト。つまりは「教科書」ってこと。
びっくりしたよ。ここに書いてないことが出題されるんだもん。【公式】から【教科書】を出版しておいて、そこから出さないなんてありえない。過去問頼りの人が新問に苦しむのはわかるよ?でも《公式の教科書》から出さないのはおかしいよ。
ま、教科書に書いてる分だけでも合格できるように合格ラインを設定してはいるのかもしれないけど…この思想は理解不能でしたね。
最後は試験のあり方。この試験の名前は「G検定」だけど、巷では「G(oogle)検定」や「(Chat)G(PT)検定」なんて言われてる。要は試験中に調べ放題カンニングし放題ってこと。これは本当によくない。時間をかけてしっかりと勉強した人を侮辱している。
カンニング行為を「うまくやってる」と思い込んでる人がそれをするのは勝手。褒められないけどね。ただ公式としてそれを見て見ぬふりするのは違うんじゃない?不正行為が野放しにされている検定試験に意味はあるのか?試験前の警告画面で「カンニングは禁止」って出してるんだし、なんとかするべきじゃない?
「民間資格のほとんどは無価値」の説を後押ししかねない検定でした。協会がこれらの点をしっかりと是正しない限り、合格者は嘲笑され続けることでしょう。
「資格ビジネス」を全力で見せつけてきた検定でした。この検定の価値を、協会が高め続けてくれることを願います。
資格受験の目的は人それぞれですので、受験したい人を止めはしませんが、薦めはしません。
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