宅建の合格基準

宅建の合格点がどうやって決まるのかは明かされていません。
ただ、通例というか、過去の結果を見るに「受験者の上位15%が合格になる点数」が合格点になっているようです。
合格点はあとから決まる
最初から「◯◯点で合格」ではありません。
イメージとしてはこう。
- 試験が終わり、全員の点数が出そろう
- 受験者を点数の高い順に並べる
- まず50点の人を合格にして、人数を数える
- 次に49点の人を合格に加えて、人数を足す
- 1点ずつ下げながら足していき、合格者が受験者の15%に届いたところで止める
- 止まったところの点数が、その年の合格点になる
もちろん、試験を実施している機関がこうやっていると発表しているわけではありません。過去の合格点と合格率から想像した話です。
合格率がぴったり15%にならない理由
点数は1点刻みです。そして20万人以上が受ける試験なので、合格点には同じ点数の人が大勢固まっています。
15%に届いた点数の人を半分だけ合格にするなんてことはできません。その点数の人はまとめて合格になるので、合格率は15%を少し超えます。合格点の人が多かった年は18%台になることもあります。
問題の難しさは関係ない
毎年のように「今年の問題、ムズすぎ!」という声が上がります。気持ちはすごくわかる…
でも、難しかったかどうかは合否に関係ありません。条件はみんな同じです。全員が難しいと感じたなら全員の点数が下がり、そのぶん合格点も下がります。令和7年度の合格点が33点と低かったのも、問題が難しかったからであって、受かりやすい年という意味ではありません。
逆に、問題がやさしい年は合格点が上がります。令和2年度(10月)の合格点は38点。37点を取っても落ちた年があります。
結局のところ、どれだけ努力して上位15%に食い込めるかという戦いなのです。
5点免除という仕組み
宅建には「5点免除」という仕組みがあります。
宅建業(不動産会社など)で働いている人が「登録講習」を受けて修了すると、問46〜50の5問が免除され、正解したものとして扱われます。
この5点はとーっても大きい。正直に言うとお得すぎます。
まとめ
問題の難易度は合否に関係ありません。難しければ、そのぶん合格点が下がるだけ。大事なのは「何点取るか」より「ほかの受験者より上にいるか」です。
宅建を受けるなら、その年の問題が難しいかどうかを気にする必要はありません。やることは、ほかの受験者より1点でも多く取ること。それだけです。
…今回はこんな感じ。それじゃ、またね!
P.S.
令和7年度の登録講習修了者の合格率は24.2%。全体より5ポイント以上も高い。さすが5点を先にもらっているだけのことはある。
でも、裏を返せば5点をもらっても4人に3人は落ちているということだ。わたしみたいに不動産とは無縁の未経験者が、1点のおまけもなしに合格点ぴったりで滑り込んでいるのに。毎日その仕事をしていて、知識もそれなりにあるはずの人が、5点もらってもなお合格できていない。いったい何をやっているんだろう。ちょっとどうかと思う。





