投資全般

ここ2年間のレバナスについて

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 この記事では、SNSで大人気の【レバナス】について、実際のところどうなのかをご紹介します。

 (直近数年のデータを使用しているので【レバナス】保持者にとって気持ちの良い内容ではないと思いますが、決して【レバナス】を否定するわけではないと申し添えておきます)

さとり
さとり
私も持ってますので…

簡単に紹介

 【レバナス】とは投資信託の愛称であり、具体的な商品は2種類あります。

  • iFreeレバレッジ NASDAQ100
  • 楽天レバレッジ NASDAQ-100
さとり
さとり
どちらも大人気ですね!

 【レバナス】は【Nasdaq総合指数】ではなく【Nasdaq100指数】の2倍、簡単に言うと【QQQ】に2倍のレバレッジをかけているものです。

 厳密にはここが重要ですが、単純に株の保有数が2倍なのではなく、2倍の値動きに近づくよう運用会社が先物取引を頑張っている投資信託です。

 なので、全然2倍の値動きじゃないです。

 「2倍の値動きに近い」というリスクを得るため、

  • 高い手数料
  • 激しい値動き
  • 仕組み上起こりうる逓減
  • 運用成績によりばらつく倍率

 こういったデメリットを受け入れているわけです。

 唯一かつ最大のメリットは【リスクがプラス側のリターンに収束した場合の利益が大きくなる】となります。

 また、為替ヘッジは有りとなっています。

実際の値動き

 【Nasdaq100】のETF版である【QQQ】と比較します。

 なお、比較の都合上【レバナス】の代わりに【QLD】を使用します。【QLD】も【レバナス】同様、【QQQ】の2倍の値動きを目指すものであり、単純に【レバナス】のETF版だと捉えて頂いて結構です。

2倍の上げ?

  • 緑色:QLD
  • 桃色:QQQ

 直近2年の値動きです。

 リターンは以下のとおり。

  • QLD:+43.48%
  • QQQ:+31.16%

 です。全然2倍じゃありません。

 2倍を超える方向にズレてくれるならいいのですが、残念ながら1.4倍です。

2倍の下げ?

  • 緑色:QLD
  • 桃色:QQQ

 直近1年の値動きです。

 リターンは以下のとおり。

  • QLD:-22.53%
  • QQQ:-6.32%

 です。全然2倍じゃありません。

 2倍未満の下げならまだいいのですが、恐ろしいことに3.5倍の下げです。

為替による追い打ち

 2022年に入り、ドル円が大きく変動しております。

 この下落局面でも退場せずに投資を続けていられるのは、大幅な円安による「円換算での含み益」があるからだと思います。

 ドル換算だと壊滅的ですが、円換算だと微下げ、銘柄によっては含み益を保っています。

 ただ、【レバナス】は為替ヘッジ有りの投資信託であるため、「円換算での含み益」にはなりません。ドル円だけで10%以上変動しているはずが、この恩恵を受けられないのは少し惜しいところですね。

 (円安を恩恵とするのは少し違う気もしますが、あくまでも円換算の含み益が見た目上少し幸せだという意味だと捉えてください)

 とはいえ、仮に円高方向に傾く直前に買付できたなら、円換算での目減りを避けることができるので、結局はタイミング次第なのかもしれません。

 しかしながら、円安か円高かに関わらず、為替ヘッジがそれを効かせるために払う高い手数料に見合わない効果であることは、数ある世界の名著にて忠告されています。

【円安/円高】為替ヘッジは不要? この記事では、「為替ヘッジ」について、思うところを書き連ねます。 今回はひとくち記事です。 為替ヘッジは不要 書籍にはどのよう...

求めていたリスクですか?

 2倍の値動きを求めていたはずが、「上げは1.4倍、下げは3.5倍」というハイリスクローリターンな結果に終わっています。

 求めていたものは【QQQの2倍】だったはず。「話が違う!」なんて思いませんか?

 レバレッジをかけるなら、信用取引にて【QQQ】や【1545】を2倍にした方が良いのではと思います。

 間違いなく2倍ですし、逓減といった仕組み上のデメリットもありません。ただ、信用取引なので、リスク調整を誤ると借金を抱えるおそれはあります。

 その点で言えば、【レバナス】は最悪でも0円で収まるので、これが直接の原因となって借金を抱えることはありません。

 ある意味「上げは1.4倍、下げは3.5倍」という投資家側が圧倒的に不利なリターンは、「借金にならないための保険料を払った結果」みたいなものなのでしょう。

 保証を求める国民性が足を引っ張るのでしょうか。

さとり
さとり
高くつきますね…

適切な運用方法は?

 これはやはり、期間を絞った売買でしょう。

 上の例は、1年や2年といった長期で保有した場合の結果でしたが、実際には長くは保有しません。

 レバレッジ商品は、基本的に短期での取引により利益を出していくものとされています。また、世界の名著により、レバレッジ型投資信託の長期保有は絶対に避けるべきだと忠告されています。

 相場の状況を見極め、自分なりの感覚でタイミングを図り、利益を狙っていきたいですね。

 ただ、【レバナス】は投資信託であるため、仕組み的にリアルタイムでの取引ができません。数日先を読んだ投資行動が必要となるため、まさしく上級者向けの投資対象と言えるでしょう。

否定するわけではない

 今年の確定益は、レバレッジ商品にて獲得しています。

 レバレッジを上手に使うことで大きな利益を狙えるというのは、決して絵空事ではなく、世界の投資本でも紹介されている立派な投資手法です。

 また、私も【レバナス】を保有しています。

 世の中にはたくさんの商品があります。何が自分に合っているのか、何が将来のためになりそうなのか、何が過剰なリスクになるのか、よく考えて投資を続けていきたいところですね。

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