最近聞かなくなったね。
わざとぶつかるのは言うまでもなく極悪であり、暴力的で存在価値のない人間である。
目の前で進路を変えて突進してくる人を避けるのは難しい。これは避けられない。人で溢れる駅で急に避けるというのは、それは周りから見れば、自分が他人に突進しているのと同様である。
わかるだろう?左から突進してきた人を避けるために自分がサッと右にズレた場合、自分の右にいる人からしたら、自分の左にいる人(つまりわたし)が急に自分に突進してきたということになるからだ。
つまり、自分の身を守るために他人を危険に晒すことになる。これはできる限り避けたい。当然、緊急避難と認められたなら罪にはならないが、トラブルが起きることは必至だ。
…とまあ、急にぶつかりにきた人を避けるのは現実的に難しい、という話だ。やはり『わざとぶつかる人』は極悪であり、さっさと寿命を全うすべき存在である。
では、絶対に進路を譲らない「いのししおばさん」はどうだろう。目の前ではなく、はるか遠くの場合を想像してほしい。あなたは歩道を歩いていて、ひとつ先の信号からひとりの人間が歩いてくる。その人は自分の進行方向直線上に位置取っている。つまりこのまま歩くと間違いなく衝突する。
さて、あなたはどうする?正解は『歩道上で進行レーンを変える』だ。そうすれば衝突を避けられる。自分も相手も痛い思いをすることはなくなる。
相手の方が体格が大きいなら尚更だ。自分が怪我をしないために、自分が避けるのだ。相手が自転車ならより尚更だ。ルール上は自転車側が避けなければならないが、万が一自転車が「いのししおばさん」だった場合、自分が避けない限り轢かれてしまう。それは確実に避けたい。
このまま進めば間違いなくぶつかるのに、自分からは絶対に避けない。「いのししおばさん」は悪ではないが、この上ないバカだと思う。怪我して苦しむのは自分なのに。相手が悪い、相手が悪いって言い続けて、自分は入院生活。そんな人生、望んでるの?
あと、意外と多いのが「すれすれねえさん」だ。これは、最終的には相手とぶつからないよう避けはするものの、そのタイミングが衝突寸前であり、周りからしたら急にスッと動き出すような感じになるため、意外と危険な行為だ。
危機管理ができる人であれば、ある程度離れている段階で衝突を予測し、左右を確認したうえで、問題がなければ進行レーンを変えて相手を避ける。車の車線変更と全く同じと考えて良い。「すれすれねえさん」はたぶん運転が上手ではない。
「ぶつかりおじさん」は消えてなくなるべきだ。
「いのししおばさん」も大概だ。どういうわけか、ベビーカーや子供乗せ自転車を使っている人に多い気がする。相手も「いのししおばさん」だった場合、怪我をするのは子供なのに。
「すれすれねえさん」はもうすこし自分を大事にした方がいい。ぶつかって怪我をするのは自分なのだから、早めに回避する習慣をつけるべきだ。あと、避けきれずぶつかった時に被害者面するのをやめよう。
なおここでは触れていないが、「おらつきにいさん」には可能な限り近づかない方がいい。彼らは触れてはいけない存在であり、他の3者より危険性が高い。何をするのかわからない生き物というのは本当に恐ろしい。彼らを研究する学者はいないのか?
ん、わたしはどうかって?相当前から進路を変えて、向かってくる相手も進路を変えて、お互いに避け合って、ずっと避けあって、最終的にぶつかるタイプ。アホかな?



