投資全般

【VIG】なんでこれに投資しているんだっけ?

 こんにちは、さとりです。相変わらず【VIG】が大好きです。

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 私のコア資産は【VIG】です。「VIG全力」まではいきませんが、大半を占めています。

 では、なぜこれに投資し始めたのか。なんとなくですが、思い返してみました。

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ちょっとだけ振り返り

 私が投資を始めた2019年以降の投資スタイル遍歴は次のとおりです。

  1. 日本の個別株。値上がり、優待、配当狙い
  2. 米国高配当ETF(VYM,HDV,SPYD)を追加
  3. J-REITを追加
  4. J-REITを売却、王道の米国ETF(VT,VOO,QQQ)を追加
  5. 米国高配当ETFを売却、王道の米国ETFに載せ替え。
  6. 日本の個別株を売却、王道の米国ETFに載せ替え。
  7. 債券ETFや金ETFを加えた分散投資

 …な感じです。売買の損益としては、なんだかんだでトータル100万円くらいの利益かと思います。

 「③」のあたりがファイザーによるコロナワクチン発表のあたりです。この時期くらいから、ようやく投資本を読み始めていました。

【投資書籍】読書こそが資産を守る唯一の方法 投資を続けるうえで、書籍による情報収集、知識の習熟は非常に重要です。ただし、残念ながら読書をしても資産は増えません。  では、なんの...

 【VIG】への投資を始めたのは、2021年の始まりからだったような気がするので、上の項目でいうと「④」くらいでしょうか。

 もともとインカム目当てで始めた投資だったので、配当利回りの高い銘柄を探したり、コロナ禍で値下がりしたJ-REITを買付していたのですが、一部の書籍で【増配】について紹介されていたため、すっかりそれを意識するようになってしまいました。

さとり
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 長期的な目線で投資するならば、目先の利回りよりも増配率に注目するべきだと書かれていました。長期投資を掲げる私にとって重要なのは、まさに増配率だったのです。

【増配率】長期投資における最重要事項 こんにちは、さとりです。この記事では、長期投資を進めるうえで何よりも大切な相棒となる【増配率】について、私の思うところを紹介します。 ...

 これを受け、高配当ETFを徐々に売却。2021年末あたりの【HDV】売却により、高配当ETFは全て手元からなくなりました。コロナショック後の上昇に乗っていたため、なかなかの売却益になりました。

 それ以降は、ひたすら【VIG】へ投資してます。たまに個別やレバレッジに手を出してはいますが、基本は【VIG】です。

 ただ、ちょいと火遊びが過ぎ、ヤケドした思い出も…

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 現在の保有資産は、【VIG】【VGLT】【VGT(NISA)】の3種です。

さとり
さとり
徐々にシンプルに!

さて、なぜVIGか?

 【VIG】の特徴を改めて確認しておきましょう。

  • 10年以上連続増配
  • 利回り上位25%を除外
  • 時価総額加重平均

 インカム狙いの投資を長期目線で続ける人にとって、これ以上に最適な投資先は無いと思います。

 採用ルールがシンプルでわかりやすいだけでなく、除外ルールという珍しい仕組みを取り入れている点も面白いところです。

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増配を意識している

 まず、利回りではなく増配を意識している点。長期投資において重要なのは、利回りではなく増配です。これを採用条件にしているというのは、非常に魅力的ですね。

 そして何より、私は(基本的に再投資しているとはいえ)インカム狙いの投資家なので、長期目線での投資先は、全てインカム銘柄であってほしいところ。

 「全てインカム銘柄」という点だけを求めるのであれば、【VYM】などの高配当ETFでもいいと思います。しかし【VIG】はそれに加えて「増配を意識」というテーマ性を持ち備えているため、長期目線のインカム投資にうってつけというわけです。

 また、10年という程よい期間もポイントです。有配化して安定軌道に乗った企業を採用できますし、過度にハードルが高くないため、構成銘柄の増加による分散性の向上も狙えます。

優秀な除外ルール

 そして、利回り上位25%を除外している点。成長が鈍化した企業は株価が下がり、利益を出せずに配当金を減額することが多いのですが、その企業が増配にこだわっているならば、減配することはありません。

 減配をせず、株価だけが下がったならば、その株の利回りは上昇します。ただ、業績に見合わない無理のある配当を出し続けているため、いずれその配当額を維持できなくなり、減配するでしょう。

 高配当とされている企業が減配を発表したとき、ほとんどの場合で株価は暴落します。【VIG】の除外ルールは、いずれ訪れるだろうこの暴落を回避するためにあるのです。

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時価総額加重平均を採用

 書籍「アセットアロケーションの最適化」によると、「任意の国のエクスポージャー(市場変動リスク)を確保したいのなら、時価総額加重平均の投資信託(ETF)を利用するべき」とされています。

 私は米国株式を主要の投資先としているため、米国市場の価格変動から大きく影響を受けます。その影響を良いも悪いもしっかりと受け止めるためには、時価総額加重平均で株式を保有することが最適というわけです。

 【VOO】や【VTI】といった王道のETFのほとんどが「時価総額加重平均」で構成されているという事実からも、この構成方法の優秀さがわかりますね。

 コア資産は「時価総額加重平均」とするべきであり、【VIG】はそれに見事マッチしているというわけです。



長期投資における重要事項

 長期投資において何よりも重要なことは「退場せずに継続すること」です。とにかく相場にしがみつき、分配金の再投資により複利効果を最大限獲得し続けることが大切なのです。

 では、継続するためには何を意識すべきなのか。これに対する究極の答えは「リスク許容度を意識する」になるところ、そのためにできることとして「値動きのおとなしい銘柄に投資する」というものがあります。

 これは王道の資産形成ETFの5年チャートを比較したものです。

  • 橙:QQQ
  • 青:VIG
  • 緑:VOO
  • 赤:VT

 【VIG】と【VOO】が重なって見えますが、現状だと【VIG】のリターンの方が6%ほど高くなっています。

 過去の結果ではありますが、青線の【VIG】の値動きが、他の銘柄と比較しておとなしいことがわかります。また、おとなしいからといってリターンが低いわけではなく、市場平均にしっかりと追従しています。

 値動きがおとなしいことは、心の平穏を保つことに繋がります。上にも下にも激しく動くことが少ないため、株価変動に心を支配されることなく、落ち着いて相場に臨むことができます。

 冷静さを保つことができるため、下落時の「狼狽売り」や、「あまり意味のない銘柄乗り換え」など、やるべきでないことを避けることができます。

結局、なんでVIG?

 私が【VIG】に資産の大半を託しているのは、そのテーマ性に魅力を感じたからです。

  • 株価の上下
  • パフォーマンスの優劣
  • 利回り
  • 増配率
  • 構成銘柄
  • セクター比率

 これらはただの「結果」であり、このETFの魅力ではありません。

 「10年以上連続して増配を続けている企業を集めたETF」というシンプルなテーマ性に惹かれたのです。投資信託(ETF)を活用する上で大切なことは、それが追従するベンチマークを愛することです。

 直近のパフォーマンスばかり意識して投資先を選定してしまうと「高値づかみ」と「乗り換え」を繰り返すことになります。これでは資産を増やせませんよね。(短期トレードなら別かもしれませんが…)

 見えない未来をともに進む相方なのです。しっかりとその仕組みを理解し、調子の良いときも悪いときも手放すことなく愛し続けようではありませんか。

 私が【VIG】へ投資しているのは、

  • 10年以上連続増配
  • 利回り上位25%の除去
  • 時価総額加重平均

 といった魅力があることであり、中でも特に【10年以上連続増配】というテーマ性に惹かれたからなのです。

 みなさんも、自身が投資している先の魅力を再確認してみてはいかがでしょう。愛せる点を信じていれば、何があってもともに生きていけるはずです。

さとり
さとり
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