ひとくち記事

JEPIは長期投資に向かないと思う

 こんにちは、さとりです。今回は最近流行りの【JEPI】について少しだけ。

 私はこの銘柄に対して、投資すべきではないとは思いませんが、長期投資には向かないとは思っています。

 主な理由は以下の3点

  • 1 アクティブ運用だから
  • 2 手数料が高いから
  • 3 カバードコールだから

 まず、アクティブ運用という点。長期的に見たとき、アクティブ運用がパッシブ運用に勝てないことは歴史が示しています。

 「アクティブ型のETF」、これだけで長期投資に向かないと判断できます。

 次に手数料。「0.35%」って高いですよ。長期投資には向きません。

 そして最後に、カバードコールであるという点。【JEPI】は普通株取引の他に、「ELN」という仕組債を利用したカバードコールにて利益を出しています。

 カバードコール手法が含まれているため、世界の経済成長の恩恵を最大限享受することができません。どういった思想で投資をしているかは人それぞれですが、私は「人類の成長とともに経済も成長する」と信じているので、カバードコールによる長期投資はやりません。
 ※カバードコールとは、株価成長による利益を放棄し、オプションプレミアムにより利益を手にする手法です。

 【JEPI】は「株価成長を享受できない」というデメリットを普通株の保有により打ち消そうと努力していますが、そこでアクティブ運用が足を引っ張ります。カバードコールにて放棄した値上がり益、これを遥かに上回るパフォーマンスを出し続けられるほど運用者は天才的なのでしょうか?

 

 【JEPI】は長期投資に向かないと思います。理由を3つ述べましたが、何よりも大きいのは「アクティブ型」だという点です。これだけで長期投資の対象から外れます。

 そう、向かないのは「長期投資」です。期間を定めた「短期・中期投資」であれば良いと思います。

 投資には流行り廃りがあります。少し前に流行った【QYLD】、今やほとんど話題に上がりません。【JEPI】も流行りものです。あれこれ組み合わせてガチャガチャやってるような投資商品はすべて流行りものだと思って良いでしょう。あと妙な宣伝ページが作られているのは流行りものの証です。

 長期投資をするならば、流行り廃りを無視しなければなりません。株式市場の歴史から適切だと判断できるような銘柄をコアとして長期保有するべきです。

 繰り返しますが、【JEPI】は長期投資に向かないと思います。

 今回はこの辺りで。それでは、皆様の爆益をお祈り申し上げます。

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