この記事では、投資関連書籍の内容を一部抜粋して紹介します。
どれも有名であり、皆様が知っているものだと思います。
下落相場でこそしっかりと思い出し、慌てることのない強い心を保っていきたいところです。
また、今のような暴落時の乗り越え方として、相場に目を向けず、書籍を読んで勉強して過ごすというのがオススメです。
辛い値動きを忘れられますし、知識を付けることで、投資を続ける自信も湧いてきますよ。
15年間はリスクに晒すべし
投資期間によるリターンの散らばり
出典:ウォール街のランダム・ウォーカー 第12版
(バートン・マルキール著)
1950年以降における株式のリターンについて、いかなるタイミングで投資をしていようと、15年以上保有を続けた場合に、それがプラス側に収まっているという歴史を示しています。
こういった情報を元に「投資直後に暴落しても持ち続ければ大丈夫。目先で使わないお金で投資しよう」と判断していたことを思い出しましょう。
長期なら安心して株へ投資せよ
アセット種別によるリターンの差(その1)
出典:株式投資 第4版
(ジェレミー・シーゲル著)
株式、長期債権、短期債権。これらアセットへ長期的に投資した場合、株式が圧倒的な高リターンとなることを示しています。
古いデータですが、「長期」のみを見据えた投資をするのであれば、株式がベストなのだと感じさせられます。
アセット種別によるリターンの差(その2)
出典:株式投資 第4版
(ジェレミー・シーゲル著)
こちらも同様。
長期の目線で投資を続けた場合、株式が最も王道でリターンが大きいことがわかります。
短期的な変動を無視し、完全に長期間先のゴールを目指しているのなら、信じて株に投資を続けることがベストと言えます。
増配銘柄での再投資こそ複利の本領
再投資という複利のチカラ
出典:配当成長株投資のすすめ
(デビッド・L・バーンセン著)
長期に渡り配当再投資を続けることの爆発力を示しています。
どんな下落にもめげることなく再投資を続け、複利のチカラを活かすことが何よりも効果的なのです。
下落相場でもしっかりと配当を出し続ける銘柄に投資し、それが生み出す配当をひたすら再投資し続ける。これが長期投資の基本戦略なのです。
長期における増配率と利回りの関係
出典:配当成長株投資のすすめ
(デビッド・L・バーンセン著)
増配率と配当利回りの関係です。
長期的な目線で捉えることの重要性と有効性がわかります。
高い利回りに翻弄されることなく、着実なる増配を続ける銘柄に投資していきたいですね。
反撃の瞬間を逃さない
稲妻の輝く瞬間
出典:敗者のゲーム
(チャールズ・エリス 著)
インデックス投資において、手放すことなく保有を続けることの重要性を説いています。
爆発的に株価が上昇する日に株を持っていないことは、見方によっては「損失」なのです。
下落に直面したとき、売却して退場するのではなく、無視して持ち続ける。
暴落時は「株なんてもう知らない!」くらいの気持ちで放置するのがいいのかもしれませんね。
もともと長期目線のはず
初心を振り返ってください。
投資を始めたとき、この記事で紹介したような情報を見ませんでしたか?
- 仮に下落が起きても、15年持てばプラスになるはず!
- 株式がいちばん良い!
- 持ち続けた人が勝つ!
- 下落はバーゲンセール!
いま、その「下落」が来ています。
もともと長期目線で始めた投資でしょう。これくらいの下落がなんですか。
上っ面の覚悟ではないはずです。考え抜いて始めたはずです。
株価は上下するものだと元から知っているはずです。
終わりのない下落なんてものはありません。いつか必ず反転します。
初心を忘れず、どっしり構えていこうじゃありませんか!
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