こんにちは、さとりです。今回はひとくち記事。
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皆さんは債券ETFに投資していますか?
私は、債券ETFの特性である「株式との逆相関」を生かした逆転のリバランスを狙うため、米国長期国債ETFである【VGLT】に資産の10%程を委ねています。
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相関係数とは
複数銘柄の保有を検討する際、「相関係数」というものを意識することがあります。
相関係数とは、価格変動の連動具合を示すものであり、「高い」「低い」で表されます。これが高いと同じ方向へ動きやすく、低いと別々の動きをしやすいというものです。
相関係数が高いものを保有しすぎてしまうと、同時に下落することになりやすいため、非常にリスキーな状態となります。
分散投資の目的とは、相関係数を下げることにあるのです。
相関係数を下げるには
保有する株の業種を分けることで、相関係数を下げることができます。景気敏感銘柄とディフェンシブ銘柄を組み合わせるのが王道ですね。
また、アセットクラスを分けるということも非常に効果的です。債券ETFやコモディティですね。
そして債券ETFの中でも、とりわけ【VGLT】はその特性が強いものとなっています。
株と債券の相関係数
それでは、過去の実績からこれらの相関係数を調べてみましょう。
調べる際には、「tradingview.com」というサイトを使用します。
今回は【S&P500】と【長期国債ETF】とで比較します。【VOO】と【VGLT】を使いたいところですが、より歴史の長い【SPY(S&P500)】と【TLT(長期国債ETF)】を使い、2008年頃からのデータを見てみます。
上半分のチャートはそれぞれの価格変動です。
- 青:SPY
- 橙:TLT
そして、下にある青く塗りつぶされたチャートが相関係数を表しています。このチャートの右側に数字があり、上がプラスで下がマイナスになります。
これを見ると、これら2種の相関係数は大部分でマイナス側に振れている事がわかります。
特に、リーマンショックやコロナショックなどの株価が大暴落する場面では、それを打ち消す形で債券ETFが値上がりしているとわかります。
高騰した債券ETFを売り、暴落中の株を買う。これが、相関係数を意識した逆転のリバランスなのです。
長期目線だと株が有利か
株と債券の同時保有において重要なのは、そのバランスです。
歴史的には、長期では株の方が成長性が高いとされています。
長期目線で投資をしているのならば、保有資産の大部分は株式にし、債券は少量にしておくのが適切でしょう。
私は将来的に、債券ETFの保有割合を10〜20%あたりにしたいなと思っています。
みなさんも、自分に合った丁度いい比率を探してみてはいかがでしょうか。
なお、債券の保有割合にあっては、書籍「アセットアロケーションの最適化」が非常に参考になります。ぜひ、読んでみてください!
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