こんにちは、さとりです。
この記事は、毎年3月に実施される【VIG】の銘柄組み換えにおいて、採用ルール上惜しくも除外されてしまった銘柄の「その後」を確認してみるものです。
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今回は「2023年3月」に除外された銘柄のその後を振り返ってみます。
除外された銘柄のパフォーマンスが【VIG】よりも悪ければ「除外できてハッピー」、逆に【VIG】よりも良ければ、それは見なかったことにします。
銘柄分析等はしておりませんので、ふんわり、やんわりと見ていってください。
採用(除外)ルールの確認
【米国企業全体】から【10年以上の増配】を続けている株式を抽出し、その中から【配当利回り上位25%を除外】したものを【1銘柄の最大比率4%】の【時価総額加重平均】で構成します。
上位25%を除外することにより、業績、株価に見合わない無理な配当を出す企業の排除が期待できることから、いつか訪れるであろう減配による株価下落の回避が狙えるため、結果的に指数として高いパフォーマンスを記録できるようです。
3月に除外された銘柄
除外された銘柄は12銘柄です。それぞれを除外前の構成比率順で並べてみます。
- TFC:Truist Financial
- ATVI:Activision Blizzard
- TROW:T. Rowe Price
- BBY:Best Buy
- VFC:V.F. Corporation
- BR:Broadridge Financial
- LNC:Lincoln National
- GNTX:Gentex
- NUS:Nu Skin Enterprises
- SASR:Sandy Spring Bank
- NHC:National Healthcare
- HBNC:Horizon Bank
いざ確認!
早速見ていきましょう!
なお、【VIG】の銘柄組み換えは「毎年3月」に実施されるのですが、その日付まではわかりませんでした。そのため、今回の検証は「3月1日」に組み換えが実施されたと仮定して進めていきます。
VIG
- VIG:+14.01%
いい数字ですね。毎年こんな調子で上がってくれたら…もう最高です。
さて、この数字が基準です。これよりパフォーマンスが良いか悪いかで勝敗を付けてみましょう!
TFC
- TFC:-20.64%、高利回りによる除外
金融系の企業。
だいぶ下げてます、回避成功。VIGの勝利。
ATVI
- ATVI:+24.69%、除外事由不明
ゲームソフトを作る企業。
【MSFT】により買収されたため、10月中旬に上場廃止となりました。VIGの負けです。
TROW
- TROW:-2.41%、高利回りによる除外。
金融系、投資顧問企業。
株価はマイナスです。VIGの勝ち。
BBY
- BBY:-12.18%、高利回りによる除外。
家電量販店の企業。
下落してます、素晴らしい回避。VIGの勝ちです。
VFC
- VFC:-34.40%、高利回りかつ減配。
靴などのアパレル企業。
ナイスな除外です。株探によると、この銘柄の利回りは11%のようです(ホントに?)。なおチャートは…。VIGの勝ちです。
BR
- BR:+45.87%、除外事由不明。
金融サービスのデータ処理企業。
爆上げしてます。見なかったことにします。
LNC
- LNC:-11.74%、高利回りによる除外。
金融系、保険や資産運用。
除外成功。VIGの勝ち。
GNTX
- GNTX:+16.98%、除外事由不明。
電気光学が得意、鏡やガラス。
いい勝負ですが、VIGの負けです。残念…
NUS
- NUS:-54.40%、除外事由不明。
化粧品、健康食品の企業。
かなりの下げです。これを回避できたのは素晴らしい。VIGの勝ちです。
SASR
- SASR:-25.03%、高利回りによる除外。
銀行持株会社。ローンの提供。
これまた爆下げ。VIGの勝ち。
NHC
- NHC:+68.00%、高利回りによる除外。
介護施設などを提供する企業。
爆上げしてます、凄いですね…でも見なかったことにします。
HBNC
- HBNC:-13.58%、高利回りによる除外。
銀行持株会社。保険の提供も。
これもナイス回避です。VIGの勝ち。
まとめると
- VIG:+14.01%
- TFC:-20.64%
- ATVI:+24.69%
- TROW:-2.41%
- BBY:-12.18%
- VFC:-34.40%
- BR:+45.87%
- LNC:-11.74%
- GNTX:+16.98%
- NUS:-54.40%
- SASR:-25.03%
- NHC:+68.00%
- HBNC:-13.58%
ふむ、では戦績は…【12戦8勝】でしょうか。とりあえずは勝ち越しのようですね。
【ATVI】と【BR】の上昇を取れなかったはちょっと悔しいですが、十分な結果でしょう。それに、除外銘柄の中で最も構成比率の高い【TFC】でもその比率は「0.5%」あるかどうかです。この2種はそれよりも低いため、上昇を取れなくてもそこまで影響はなかったでしょう。
上昇の取り損ねよりも、下落の回避を喜ぶべきでしょう。比率の高い【TFC】を事前に除外できたことを褒めてあげましょう。
【VIG】から除外された銘柄を分析し、魅力的であれば個別で買うというのもアリかと思います。爆上げ銘柄とか気になるよね…
ところで、いくつか除外された理由がわからないものがありました。増配年数と利回り以外にも基準があるのかな…ちょっとわからないな。
なんにせよ【VIG】の優秀さを再確認できました。
やはりこの優秀さには目を奪われます。これぞ完璧で究極。まさに最強で無敵。良い銘柄だけを組み込んでいく欲張りなETFです。
継続保有は確定です。これからも信じ崇め続けていきましょう!
今回はこんな感じ。それじゃまたね!
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