米国ETF

【VIG】2023年3月の銘柄組み換え。AAPL、XOM、MRKが組み入れ!

 この記事では2023年3月末に実施された【VIG】の銘柄組み換えについて紹介します。

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 何が抜けて何が組み込まれたのかを把握するのにご利用くださいませ。

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簡単にまとめ!

 画像一枚で表すと、次のようになります!


 数値は組入比率です。

さとり
さとり
現在の総銘柄数は「315」です。今までは「288」でした。

ETFへの組入条件

 【VIG】は【S&P U.S. Dividend Growers Index】に連動するETFです。 

 この指数は【米国企業】で【10年以上の連続増配】を遂げている銘柄群から【配当利回り上位25%を除外】したものを【時価総額加重平均】で構成したものです。過度な偏りをなくすため、組入比率の上限は4%となっています。

 上位25%を除外することで、業績に見合わない無理な配当を出す企業を排除できることから、いつか訪れる減配による株価の下落を避けることができるため、結果的に指数として高いパフォーマンスを記録できるようです。

さとり
さとり
銘柄の入れ替えは、毎年3月です!

影響の大きい組み換え

 新たに組入された銘柄の中でも

  • AAPL:4.24%
  • XOM:3.27%
  • MRK:1.96%
  • ELV:0.80%
  • ZTS:0.56%

 新規参入ながらこれら5種は組入比率が高く、今後のパフォーマンスに大きく影響を与えることが予想されます。

 また、これらのセクターは以下のとおり。

  • AAPL:情報技術
  • XOM:エネルギー
  • MRK:ヘルスケア
  • ELV:ヘルスケア
  • ZTS:ヘルスケア

 欠けていた【エネルギー】セクターが【XOM】ひとつで大幅に強化されました。【ヘルスケア】3種も素敵ですね。

セクター比率

組み換え後の比率

(参考)組み換え前の比率

 セクターの増減については以下のとおり。

  • エネルギー:+3.3%
  • 金融   :+2.1%
  • ヘルスケア:+1.0%
  • 公益   :+0.2%
  • 資本財  :-0.4%
  • 素材   :-0.5%
  • 生活必需品:-0.6%
  • 通信   :-0.6%
  • 一般消費財:-2.0%
  • 情報技術 :-2.5%

 【AAPL】が組み込まれましたが、意外にも【情報技術】は縮小してます。

 うーん、いい感じのバランスになってきました。



超簡単な銘柄紹介

Apple(AAPL)

 iPhoneの会社です。(知名度高すぎにつき適当)

Exxon mobil(XOM)

 米国のテキサス州に本社を置く、主に石油を取り扱うエネルギー企業です。

 かつて「爆損モービル」と呼ばれていましたが、今や最強銘柄の一角です。

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Merck & Co(MRK)

 米国のニュージャージー州に本社を置く製薬会社です。

 がんや心疾患、糖尿病に強いらしいです。

Elevance Health(ELV)

 米国のインディアナ州に本社を置く保険会社です。

 会社名が「Anthem」から変わりました。

Zoetis(ZTS)

 米国のニュージャージー州に本社を置く製薬会社です。

 ペットや家畜用の医薬品・ワクチンが強いみたいですよ。

やっぱりVIG!

 連続増配を続ける企業のみを採用していることもあり、ETFから得る分配金についても非常に安定した増配を記録しています。

  • 2019→2020:+7.62%
  • 2020→2021:+15.85%
  • 2021→2022:+11.72%

 設定来の分配金も当然のごとく右肩上がりです。

 このETF以上に安心して保有していられるものはありません。増配を続ける成長株のみが組み込まれているので、下落相場でも底堅い値動きが期待できます。

 4月25日現在、5年チャートで比較すると【VOO】よりも(僅かですが)ハイパフォーマンスです。

 また、来年から始まる新NISAの非課税期間が無期限ということもあり、終わりなく増配を続けるこの銘柄への注目が高まっています。

 長期投資×連続増配という最高のシナジー。これこそが【VIG】の強みです。

 米国企業が成長を続ける限り、毎年構成銘柄が増えていく。つまり毎年分散力が高まっていくということです。

 これからどんな企業が組み込まれていくのでしょうか。非常に楽しみです。

さとり
さとり
みんなで爆益!

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